2012/10/30

Surfaceのファーストインプレッションをまとめたので…

 いきおいに任せてSurfaceを買ってしまいましたよっと。

 「周辺機器メーカー勤務者たるもの、つねに新しいものにふれて勉強しないとね!」などという言い訳をしつつ、発売日に購入してしまいました。断っておきますが、ちゃんと自腹です。だって、自腹じゃないと胸を張って人に自慢できないし、自腹ならずっと自分が使っていても誰に気兼ねすることもありませんしね!

 というわけで、Surface開封の儀から、リアルタイムでつぶやいていたツイートをまとめ代わりに貼っておきますよっと。

2012/09/10

QemuでARM上にDebianをインストールしたので…

 諸般の事情で、ARMの実行環境が欲しくなったので、Qemuを使ってARM上のDebian Linux環境を用意しましたよ。

 基本的な方法としては、Qemuを使ってDebianのネットブートインストーラを使うだけなんだけど、ところどころハマったので、自分用にメモっときますよ。
というわけで、以下メモ。

教訓1: MacじゃなくてUbuntuを使う

2012/03/11

未踏カンファレンス2012でスポンサーとしてLTしてきたので…

 3/10(土)に開催された未踏カンファレンス2012に飛び入り参加してきました。
企画・運営されていた皆さん、本当にお疲れ様でした。素晴らしいイベントをありがとうございます><!

 弊社メルコホールディングスもスポンサーとして協力させていただいておりまして、スポンサー枠ということでスピーチ(LT)してきました。発表スライドはこちらです↓

 事前に人事の現場の人(今回お金出してるのは人事)には「時間もないし、好き勝手にやらせてもらいますから( ・`ω・´)!」と言っておいたのですが、よもや当日、人事部長が来ることになっているとはいざ知らず、でもLTの内容を変えるわけにもいかず「えいやっ(゚д゚)」っとやってしまいましたw(スライドの中で「そこの人事の偉い人」と言っているのは、部長のことです)

 で、しゃべったあとに「好き勝手に言っちゃってスンマセン │・ω・;)」って謝りに行ったら「いいよ いいよ〜」って軽く流してくれたので、結果オーライですた(・∀・)!

本心をお話ししたつもりです

 プログラミング系のカンファレンスに出かけると、やっぱり、企業の方は皆さん、「プログラマ募集中です」とか「入社してください」とか発表に付け加えてて、それを半ばネタにしたりする発表も時折ありますよね。今回のパネルディスカッション中にも、そんな"お約束"なシーンがありました。

 でも個人的には、そういっていらっしゃるエンジニアの皆さんから、何というか、今ひとつ本気を感じることができないときがあったのです。

 それが悪いと言っているわけではありません。もちろん、お金や発表者を送り込んでいる企業としてはリクルーティングが最大の目的でしょうし、現場の人間の視点から見てみても、人手が増えるのは助かるし優秀な人が入ってくれるのは大歓迎ですから。たとえば自分がエンジニアとして登壇してときのことを想像しても、会社から何も言われていなかったとしても、一言「ウチはイイトコ、一度はおいで!」と言わない積極的な理由はないわけです。

 でも、「入社してくださいね」という一言が、本当に自分が伝えたい事なのかな?そんなことを会場で考えながら、スライドを作っていました。

 結果、人事の意図とはそぐわなかったとしても、正直に自分の伝えたいことをしゃべったほうが良いな、と思ったので、独断でスピーチさせていただきました。

 っていうか、ぶっちゃけ、LTは自分が楽しんで話せる内容じゃないと、勢いがキープできませんからね><!

 「そんなのキレイ事だよ」とか「そんなこと言って下心あるんでしょ?」とか思われるかもしれません。もちろん、他社さんと同じく「ウチにももっと入社してください><!!」っていうのも本心ではあります。

 でも、ウチはどっちかといえば昔気質のメーカー系でそんなに羽振りが良いわけでもないので、「誰でも彼でも来てちょうだい!」というわけにはいかないんですよね。だから、本当に我々と方向性が合って、「一緒にやろうよ!」と意気投合できる人に来て欲しいし、そういう人と一緒に仕事がしたいと思っているのです。

 ちょっと長くなりましたが、とりあえず言いたいのは、やっぱり「一緒に楽しいこと、そしてデカいことしましょう!」そのためにまずは「一緒に飲みましょう!」ってことですよ><!

2012/01/29

パワポとかワードのファイルをコマンドラインからPDFに変換したかったので…

 Evernoteを使っているので、ドキュメントをなんでもかんでも放り込んでおくのですが、doc形式とかppt形式のまま放り込んでも、Evernoteでそのまま表示されないのです。もちろん、本文を検索することもできません。
 それではあんまりにも不便なので、PDFにして放り込んでいます。
 しかしまぁ、自分のいる会社ではあらゆる書類がOffice文書でとびかっているので、日々手作業でPowerPointを開いてはPDFで保存、保存、保存……とやっていたのです。

 で、いいかげんバカらしくなってきて、オフィスで「パワポをコマンドラインから呼び出す方法はないもんかなぁ」とかぼやいていたら、@_8bit_さんが「C#でコントロールすればいいんじゃないですか?」とか教えてくれた。

「そうか!COMで操作すればいんじゃね?なるほど、その手があったか!」

 やっぱりWindowsのことは@_8bit_さんに聞いとけば間違いないなぁ、などと思いつつやってみた。

2012/01/04

Galaxy Nexusを買ったので…



 というわけで、Galaxy Nexusを買って約24時間が経過したので(執筆時点)、ちょっくらレビューでも書くとしますよ。
 あ。ちなみに、喪中につき、新年祝賀のご挨拶は控えさせて頂きます。ご了承下さい。

2011/11/16

祖父が亡くなって一週間になるので…

先週の今日、早朝に祖父が亡くなった。
享年94歳。一言で言えば、大往生というやつだ。
ちょうど一週間で良い区切りなので、こんなポストを今、空港で書いている。

歳も歳だし家族全員、"その時"がいつ来るのかと覚悟していたことではあるので、思いのほかショックはなかった。
実際、もしかしたら、海外にいっている間にいってしまうかもしれないとも思ったかったからこそ、その前の土曜にわざわざ帰省して顔を見に行ったのだ。
その時は、歳が越せるかな、とは思っていた。
それがまさか、火曜に呼び戻されることになろうとは、想像もしていなかった。

今回の死に際して、ひとつわかるようになったことがある。
近年は、亡くなった家族の遺体を放置したまま同じ屋根の下で暮らしていたとか、曰く「どうすればいいかわからなかったから放っておいた」とか、想像を絶する事件がニュースになったりしていたが、その気持ちが少しだけわかったような気がするのだ。

幸いなことに祖父は本当に眠るように亡くなった。
死に顔を見ていると、ゆったり寝ているだけのようにも見えた。その内、また起きるんじゃないか、というくらい幸せそうな顔だ。
そんな顔を見ていたら、ふっと、このままそっとしておいてあげたらいいんじゃないか、という思いすら過ぎった。
もしかしたら、事件になっていた家族も、最初はそんな気持ちだったのかもしれない。
そう考えると、何も想像を絶するニュースではなくて、少しだけ優しい話なのかもしれないと思った。

でも、実際にはそんな悠長なことはいってられない。
亡くなってすぐに親戚の人達が大勢やってきて(なにせ実家は田舎なので)、葬儀社の人がやってきて、やれ通夜と告別式の日取りはどうだの、納棺だの出棺だの、どんどん進んでいって、あっという間にお爺ちゃんは小さなお骨になって帰ってきた。
本当に、色々な人達の力があって、お式を終えることができたんだと思う。
もしかしたら、家族の死というのは、家族だけで乗り切るには切なすぎるものなのかもしれないね。
それを親戚やら近所の人達やらが、よってたかって、明日に向かって押し出してくれる。
本当にありがたい話だ。

これから米国に発つけど、次に帰国するときは四十九日です。

2011/10/14

YAPC::Asia 2011にやってきたので…

 今年もやって来ましたYAPC::Asia。
 まだ、一日目(前夜祭を入れると二日目?)の午前が終わったところなんだけど、KeynoteのJesse Vincentのトークを聴いて、Twitterで書き足りなかったところを書いとこうかと。

 実は、この話は事前にOSCON 2011のスライドを見ていたので知っていた。
 でも、実際にJesseのトークを直に聴くと、Perl5を良くしたい!という情熱がひしひしと伝わってくる。

 非常に大雑把に言ってしまうと、「Perl5をこれからも進化させ続けていくために、Perl5のコアを小さくしよう、過去の遺物を捨てられるようにしよう」、そういう方向に舵を切ったんだという話。
 でも、それをやりつつも、今動いているPerlプログラムは(可能な限り)動き続けるよう互換性を保つための提案をしている。
 とても野心的な話だ。(どんな方法を提案しているのかは、上のスライドを参照)

 個人的には、未来に向かって変わり続けようとする、この話には心から賛同している。
 一方で、この方向に舵を切ることで、Perl5が俺が大好きだったPerlではなくなってしまうのかもしれないなぁ…という一種の寂しさもよぎった。
 俺が大好きだったPerlというのは、つまり、なんでもござれの全部入りアーミーナイフなPerlのことだ。

 「Perlが使えれば、なんとかなる!」

 そんな妙な安心感をくれるPerlのことだ。

 一方で、コアを小さくして拡張はモジュールでやる方向性でいくと、その極限の解はSchemeだ。
 Schemeの世界は素直に綺麗だと思えるけど、俺の好きな世界ではなかった。
 やっぱり俺は、病的折衷主義者なのだね!

 Jesseはアーミーナイフともチェーンソーとも表現していたけど、Jesseもこのチェーンソーが好きみたいだ。
 だから、Schemeみたいになることはないと思う。
 そんなことをしても、嬉しい人は少ないと思うし。
 一方で、病的折衷主義と純粋主義とのバランスの狭間で、難しい舵取りをすることになると思う。

 色々思うところはあるけれど、前に向かって変わり続けるというのには大賛成だ。
 変わり続けることのみが、自分たちが自分たちで在り続けられるたった1つの方法だと思うから。

 今はただ、そんな大それた決断をしたJesseとPerl Mongerたちを、自分なりにサポートできる方法ってなんだろう、とそれを考えている。